こんばんわ。firestorage技術担当の長男 太郎です。
今回は現在firestorageで使用している自作シャーシを紹介したいと思います。

ver1.0のシャーシよりネジ穴を追加し、
右側に電源を配置する形にも対応しました

現在、firestorageではコスト削減の為、すべて自作サーバーで運用しています。
薄型の電源や1U用のCPUファンを使えば1Uでも構築可能なのですが
無理矢理1Uで仕上げるよりも、値段のこなれた通常のパーツを使い
2Uで割り切ることでサーバー全体のコストを落としています。

上の写真のシャーシを2枚使用して、片方にマザーボードや電源ユニットなどを配置し、
反対側のシャーシにはHDDを配置しております。
重量に耐えられるようにネジ留めでラックマウント用のステイをつけています。

これによりラックマウント可能になります
左:拡張カード固定ステイ
右:スイッチ金具

 

 

紹介したパーツを組み合わせたサンプルです
正面から見るとこんな感じです

 

HDDを載せるシャーシに関しては、
以前はセンチュリー製の楽ラックを利用してHDDを載せていました。

3代目楽ラック

しかし、楽ラックのFANがよく壊れることがありその度に楽ラックを交換しないと
HDDの温度が上がってしまい故障する確立が上がってしまいます…
交換するためにはもちろんサーバーを止めないといけません。

そんな時にHDD接続コネクタを発見しました。

SATAインターフェース変換[SATA104]
aitendoさんで 1@ 600円

それを元に取り付けステイを設計し、

出来たのがこちらです

 

交換時にHDDを取り出す為のアングルも作成しました。
アルミ製で熱伝導率もバッチリです。
シャーシ自体がヒートシンクの役割をしてくれます。
取り付けた状態です。
シャーシと干渉しないように先端が少し上がっています。

 

3台設置するとこうなります。
アクセスランプの設置場所も完備!(右下のスイッチ金具)
最大4台まで設置可能です。

 

これによりHDDの冷却効率が飛躍的に高まりました。
サーバー自体のファンはラックに専用ステイを使って取り付けています。
その為、ファンの振動がシャーシに伝わらなくなっており
振動によりHDDの障害発生のリスクを大幅に軽減することが出来ました。
そのファン固定ステイに関しては後日ご紹介させて頂こうと思います。