こんにちは、fwsの技術担当の次男 太郎です。
今までは自社で運用するシャーシを開発しておりましたが、
この度、販売用サーバーの開発をしていくことになりました。

世界から注目されるサーバーを作ってみたいと思い、
HDDを60台搭載できる「60台シャーシの開発」を現在進めております。
今回は東京都中央区にある株式会社美和テック様にもご協力いただき、
60台シャーシの設計を行いました。
先日その試作品が完成しましたので、皆さんに報告したいと思います。

こちらがその試作品の写真です。

省スペースでHDDを60台搭載するということで、HDD間の間隔は少し狭く設計しております。
この写真の状態になるまで1日かかりました・・・。

ハードディスクの量が多く、電源ハーネス、SATAコードの配線が大変でした。
このままでは使いづらいので、改良をしていきたいと思います。

主な改良内容
1.ファンをユニット化し着脱式にする
現在の設計はファンをシャーシ自体にねじ止めしている状態です。
これを別パーツにねじ止めし、着脱式にすることで、ファンが故障した際に
ユニットですぐに交換ができます。
また、現状はファンを後側の1か所しか取り付けていないので、
前側にも取り付けられるようにし、風通しをさらに良くしようと思います。

2.加工が緻密な為、それぞれの加工が細かいのでもう少し簡易な加工にする
全体的に細かい加工が多く、加工費も多くかかってしまっている状態です。
加工費の軽減と組み立ての作業性を考慮し、もう少し簡素な作りにする予定です。
少し古い言葉ですが「シンプルイズベスト」です。

3.HDDの抑え板の改良
様々な種類のHDDのバーコードを読み取れるように、中央部を四角くくり抜き
HDDを個々に固定出来る形状にする予定です。

追記:各ハーネス部分において配線が大変なので、ハーネスの本数を減らす
これは自社バックプレーン開発 step5で現在調整中です。

上記の改良点を踏まえ、シャーシの改良を進めていきます。

お披露目まで今しばらくお待ちください・・・。